Japan Arts
2016年9月29日(Thu)
開場 18:30 / 開演 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
(Tokyo)
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団&仲道郁代
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
フランク=ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン)
コンラート・ズスケ(第2ヴァイオリン)
アントン・ジヴァエフ(ヴィオラ)
レオナルド・フレイ-マイバッハ(チェロ)
仲道 郁代(ピアノ)
ハイドン
弦楽四重奏曲 ニ長調「ひばり」Op. 64-5
ドヴォルザーク
弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調「アメリカ」Op. 96
シューマン
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44 (ピアノ:仲道郁代)
他に存在しない200年を超える伝統
ライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団を母体とするゲヴァントハウス弦楽四重奏団は、そのルーツを19世紀初頭、1808/09 年にまでさかのぼることができる。ハイドン(1732~1809. 5)が存命だったかもしれない時期だ。20世紀半ば以降の第1 ヴァイオリン奏者は、カール・ズスケ、ゲルハルト・ボッセ、そしてフランク=ミヒャエル・エルベン。これほどの歴史をもつクァルテットは、ない。世界最古の弦楽四重奏団だ。
ハイドン「ひばり」は、スタートすぐ第1 ヴァイオリンが奏する主題が、ひばりの囀りに似ていることから付いたニックネーム。ハイドンの最も親しみやすい弦楽四重奏曲だろう。ドヴォルザーク「アメリカ」は、作曲者がアメリカ滞在していた時のもので、アメリカ原住民の音楽の要素と、故郷ボヘミア(チェコ)への郷愁が同居したメロディー満載の傑作。後半のメインは、仲道郁代との共演によるシューマン。数多いピアノ五重奏曲の中でもロマン溢れる名曲であり、重厚な難曲でもある。仲道郁代は日本ピアノ界の第一線に立ち続けて30年以上。「継続は力なり」の素晴らしさを堪能できる演奏会になりそうだ。
渡辺和彦(音楽評論家)
S席:7,700円(6,900円)/A席:6,600円(6,000円)/B席:5,500円(4,900円)/C席:4,400円(3,900円)
主催者HP https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=443