Japan Arts
2016年10月18日(Tue)
開場 18:15 / 開演 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
(Tokyo)
森 麻季&ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団
森 麻季 Maki Mori(ソプラノ)
ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団
ヘルムート・ブラニー(指揮)
シューベルト
アヴェ・マリア ★
マスカーニ
アヴェ・マリア ★
パッヘルベル
カノン
J.S. バッハ/グノー
アヴェ・マリア ★
モーツァルト
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
ヘンデル
歌劇『リナルド』より “涙の流れるままに” ★
ヘンデル
歌劇『エジプトのジューリオ・チェーザレ』より“つらい運命に涙はあふれ”★
J.S. バッハ
管弦楽組曲「第3番」 BWV1068より 第2曲 “G線上のアリア”
プッチーニ
歌劇「ジャンニ・スキッキ」より “私のお父さん” ★
モーツァルト
交響曲 第29番 イ長調 K.201
最高実力の室内オーケストラと美の化身のようなディーヴァの共演
世界に冠たるドイツの名門オーケストラの双璧といえば、ベルリナー・フィルハーモニカー(Berliner Philharmoniker)つまりベルリン・フィルと、シュターツカペレ・ドレスデン(Staatskapelle Dresden)和名ドレスデン国立歌劇場管弦楽団だろう。
そのシュターツカペレ・ドレスデンの首席クラスを中心に結成されたのが、今回来日するドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団なのだから、ドイツ最高のオーケストラのうちの一つの精鋭部隊がきてくれるということになる。彼らの弦と管の相和する豊潤なアンサンブルを聴けるだけでも大ご馳走なところへ、日本が誇る世界のディーヴァ、森麻季が共演する。
オーケストラのみのプログラムとしては、パッヘルベルの「カノン」、J.S.バッハの管弦楽組曲第3番のからあの清廉な「G線上のアリア」、そして、モーツァルトの交響曲第29 番の3曲が予定され、森麻季との共演では「アヴェ・マリア」を作曲家違いで3曲と、それぞれ表情の異なるオペラ・アリア3曲が用意された。
「アヴェ・マリア」は、乙女エレンが父の罪の許しを願ってマリア像に祈るシューベルトの作品がよく知られているが、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲にもこのタイトルのもとに歌詞がつけられているし、バッハのプレリュードにグノーが対旋律をつけた編作品も歌詞つきで歌われることがある。今回はそれら3 種の「アヴェ・マリア」を一度に聴ける。一方、オペラ・アリアは2 曲が嘆きの歌だが、1曲は澄んだ青空のように晴れやかな、お父さんへのおねだりソング。 このように、このコンサートではいくつものテイストが楽しめる。しかも、最高実力の室内オーケストラと、声も姿も美の化身のようなディーヴァによって…。
音楽評論家 萩谷由喜子
S席:9,100円(8,200円)/A席:7,500円(6,800円)/B席:5,900円(5,300円)/C席:4,300円(3,800円)
主催者HP https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=454