ミハイル・カンディンスキー

▼チャイコフスキー晩年の名作「18の小品」にカンディンスキーの名演が登場！
当日の演奏会に際してカンディンスキー氏がプログラムに寄せたコメントです。
「この録音コンサートでは、普段なかなか弾けない曲を演奏紹介できる機会に感謝しています。
チャイコフスキーの最晩年、1893年のピアノツィクルス作品72は作曲家の日記のよう。
ほぼ突然にこの世を去った彼の身近な生活や大切なもの、子供や郷里への愛情、高い精神を窺い知ることができます。
最後の交響曲第6番「悲愴」作品74に対し作品72は長調も多く、過ぎ行く秋の陽に輝くようです。
多くの作品とその抒情性はバレエ組曲に近く、3部に分けて演奏しました」(M.Kandinsky)

チャイコフスキー：18の小品 Op.72
（第1部）
即興曲 / 子守唄 / 穏やかなおしかり / 性格的な踊り
瞑想曲 / 踊りのためのマズルカ / 演奏会用のポロネーズ
（第2部）
対話 / 少しシューマン風に / スケルツォオ･ファンタジィ
ヴァルス･ブルエッテ / いたずら女の子 / 村のこだま / 哀歌
（第3部）
少しショパン風に / 5拍子のワルツ / 遠い昔 / 踊りの情景（トレパークへの招待）
【Bonus】
ショパン：ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2

2014年10月3日（金）東音ホール、ライブ録音